21年春夏のプレス向け展示会が11月末から開催されている。コロナ禍を経て意識変化が進むなか、展示会もアポイント制を導入したり、人数制限をしたりといろいろ変化した。その中で特にインパクトがあったのは、ペットボトル飲料の配布が減ったこと。コロナ以前から広がりつつあったサステイナブル(持続可能)な取り組みに対する意識が、新しい生活と向き合うなかでぐっと高まったのを感じる。
ペットボトルの配布をやめたのは、海外ブランドや、海外企業と仕事をするアタッシュドプレスのショールーム。その代わりに、容器1回使用あたりの二酸化炭素排出量が少ない紙パック入りの水やジュースが増えた。ペットボトルはワンウェー瓶に比べると二酸化炭素排出量は少ないが、大量に出る廃プラスチックの輸出問題や海洋プラスチック問題などが取りざたされる今、できることは何かを考える企業が増えた。
以前は、〝体に良い〟ことを重視する傾向が強かった。その対象は自分自身や家族だったが、ぐっと視野を広げて〝地球に良い〟〝未来に良い〟を考える流れが広がりつつある。
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