久しぶりにイタリアを訪れた。肌寒かった日本と比べると少し暖かかった。でも、歩きながら喫煙する人は日本よりも多い感じ。
やはり気になったのは物価の高さ。為替レートを1ユーロ＝170円とすると500ミリリットルのコーラは663円、スパゲティやピザは2550～3400円ほど、マクドナルドの一番安いセットでも986円。もちろん服は店によって差が大きいが、日本よりは高い。
ローマの地下鉄はスリが多いと聞いていたが、まんまとやられた。女スリ集団に囲まれ、古いコンパクトカメラを盗られた。地下鉄車内では子連れの物乞いが回ってくる。 路上でも物乞いが目立った。老婆や身体障害者の物乞いも。貧富の差がますます開いているのだろうか。
街中には公衆トイレがなく、トイレのことが常に心配になる。有料トイレもあるが、閉まっている時もある。観光施設にはトイレがあるが、少なく、汚く、行列していたりする。「日本の常識は世界の非常識」。本当に日本に来るインバウンド客は日本の安心安全、清潔さ、安さに驚くと思う。
（茂）
