ウィゴーで、透明なビニール部分から中身が見えるデコレーションバッグシリーズが売れている。リュックやトート、ミニポシェット、ミニポーチ、ｉPhoneケースなど約15種類（1990～2990円）を昨年2月に発売、今年の6月末までにシリーズ累計で約7万点を販売した。
中身を自由に装飾して楽しめることが女の子に支持され、アニメや漫画好きなオタク女子からは「痛（いた）バッグ」としても人気を集めている。
同社で花冠やハート型のサングラスが売れていたため、それらを入れて「デコレーションしよう」と商品化したが、「痛バッグとして使える」と、まとめサイトやSNS（交流サイト）で口コミが広がり、人気に火がついた。当初は一部店舗とECのみで販売していたが、徐々に全国の店舗に投入していった。
痛バッグとは、アニメや漫画のキャラクターの缶バッジやキーホルダー、ストラップなどを大量に付けたバッグ。おしゃれと言うよりも、やや痛々しい雰囲気を楽しむ感覚で「イタバ」とも言われ、数年前からオタクの間で流行しているという。
ウィゴーでは、8月下旬から新作を投入する予定。ビニール部分を大きくしたリュックやビニールの中にチェーンを取り付けたトートバッグなどがある。よりグッズを見せやすく、取り付けやすいように改良した。価格は2990円。
