一番人気の「ベーシック・ドームテント」
22年春夏から市場に本格参入したワークマンのキャンプギアは、初心者向けの〝高コスパ〟品が充実している。職人向けの作業着や道具を開発してきたノウハウをフルに生かし、高機能で手頃な価格の製品を、約140種類も企画した。キャンプギアはウェブ注文による店舗受け取り（BOPIS）専用商品として販売する。初年度の売り上げ見込み額は40億円。
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発売から9日間の受注で最も人気を集めたのは、1人用テント「ベーシック・ドームテント」だ。ソロテントは登山用も含めて競合が多いが、税込み4900円とアウトドア専門店で販売している商品と比較して、かなり買いやすい。ファミリーキャンプで、年ごろの子供が使うプライベートテントとして購入する例も多いという。
大型テントは「ワイドミシックドームテント」が注目。4人が寝泊まりできる大きさで、インナーテントのメッシュ部分には防虫加工している。1万7800円。
テントと同様にキャンプの必需品であるシュラフも充実している。「ベーシック・スリーピングバッグ」は表生地に燃え広がりにくい加工を施し、撥水（はっすい）性も持たせた。1500円。
「フュージョンダウンシュラフ」も話題のアイテム。ダウン45％・フェザー5％・吸湿発熱性のある合繊わた50％の詰め物「フュージョンダウン」を使用している。7800円と同社製品としては高額だが、反応は良いという。
折り畳み式のアウトドアチェア「アルミローチェア」（2500円）の受注も良い。買いやすい価格で、テントを張らないような日帰りキャンプやベランダでも、気軽にアウトドア気分を楽しめる。
