ワークマンは9月1日から、全業態共通の「ワークマン公式アプリ」を開始する。一部店舗を除く商品在庫情報と店舗情報を取得でき、新着商品や話題の商品情報も取得可能。公式アプリで先行予約販売も始める。現在、同社のオンライン店舗とメルマガの会員は120万人。これらの現会員の転換も見込んで2年後の27年に、アプリ会員500万人の獲得を目指す。
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同アプリでは特集ページで協業企画商品や「スタッフお薦め商品ランキング」などの情報を取得できる。新規会員登録により、オンライン店舗と連携した円滑な買い物が可能。位置情報を「オン」にすることで近隣店舗を検索しやすくなるほか、各商品に対する購入客の「レビュー」と「クチコミ」も確認できる。
同社が暖冬対策用に独自開発し、昨秋の発売時にオンライン店で予約販売分2万点が4日間で完売となった断熱素材使いの製品「エックスシェルター断熱ウェア」は、同アプリで先行販売用に昨秋の2.5倍の5万点を用意した。今秋冬はダウンやステンカラーコート、フリースジャケット、クライミングパンツ、寝袋など新商品を拡充。同シリーズで前年の倍の16型を企画し、アプリで9月1~15日に先行予約を受け付ける。
独自開発素材を使ったリカバリーウェア「メディヒール」は、累計販売数170万点を突破するなど品切れが続く人気。今秋から職人向けに加え、一般向けの生産を本格的に始め、今年は販売計画数を前年の10倍に増やし、9月1日から店頭で販売する。同アプリでは10月から店頭投入予定の5型を14万点用意し、9月1~15日に先行予約を受け付ける。