《色、柄、素材》大胆とシンプル、二つの流れ
16年春夏ワールド・メンズ・コレクションは、色柄を巡っては大きく二つの流れがある。一つは柄を大胆に強調したブランド、その一方で、柄を控えめにしてシンプルに見せたブランドも多い。素材は春夏らしく軽さや透明感がキーワードとなった。(小笠原拓郎)
<色>春夏にもかかわらずシックな色が多い。白と黒が依然として強いほか、ベースカラーではネービー~ブルーにかけてのトーン、サンドベージュ~ブラウン~ワインにかけてのトーンが広がった。サンドベージュからの広がりで、イエローが差し色として注目される。モノトーンにはっとするアクセントとなるのはオレンジやミントグリーンといった色だ。
(写真=catwalking.com)