軽量タイプを中心に好調な男性用日傘
レイングッズメーカー、ワールドパーティー（大阪市）の25年春夏（2～8月）の売り上げは、前年同期比10％増となった。雨の日が少なく雨傘は苦戦したが、記録的な猛暑もあり日傘が好調だった。特に男性向け日傘「Wpc.IZA」が大きく伸びた。
（古川富雄）
Wpc.IZAの春夏売り上げは約30％増。通勤や営業時などを使用目的とする20～40代男性の購入が目立ったという。軽量でコンパクトなタイプが売れ筋。市場全体が伸びていることに加え、東京・渋谷での日傘体験イベントやSNSでのプロモーション、ポップアップストアなどの効果が表れた。
全社売り上げでの販路別では、ECが引き続き好調。卸先店舗が傘売り場を広げる流れにも乗り、卸売りも好調だった。OEM（相手先ブランドによる生産）も要望が多く、日傘を中心に伸ばした。
「Wpc.」中心の海外販売は韓国が60％増と大きく伸びた。現地代理店と組んで地道にポップアップストアを繰り返すことで知名度を上げてきた。特に日傘が好調。韓国で日傘は年配向けのイメージが強いが、若い女性が購入するようになったとしている。
