織りネームのウーブンナック 環境に配慮した技術力を訴求 加賀美健氏と協業も

2025/03/13 11:30 更新NEW!


現代美術家・加賀美健氏と協業したネームのサンプル。加賀美氏の手書きを織りで表現

 織りネーム製造のウーブンナック(石川県白山市)は、環境配慮の開発に力を入れる。技術力にも強みを持ち、これらをアパレル企業に訴求する。

 約20年前から環境配慮素材の活用に取り組み、綿、生分解性合繊、再生ポリエステルを中心に使用する。「現会長が開発者気質で、環境配慮など先進的な技術を積極的に取り入れてきた」という。現在はバイオワークスのPLA(ポリ乳酸)繊維「プラックス」や、V&Aジャパンの生分解性ポリエステル「クラフトエボ・リーテ」などに注力する。

 独自の技術もアピールする。無縫製の接着ネームや、視認性を高める再帰反射ネーム・ワッペン、自社開発の消臭・抗菌織物「デタッチ」を使用したものなど、ユーザーのニーズをとらえる。靴下、お守り袋、織物のキーホルダー・フライトタグなど雑貨OEM(相手先ブランドによる生産)も手掛けている。

 2月の東京ギフト・ショーでは石川県繊維協会の合同ブースに出展し、現代美術家の加賀美健氏と協業した織りネームサンプルを展示した。

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