ホリデー商戦に先駆け、ホームファニシング専門店チェーンの「ウエストエルム」が新しい試みを始めた。まだ誰も入居していない完成したばかりの新築マンションの一室を借り、バスルームやキッチンの戸棚に至るまでウエストエルムの商品をディスプレイ。17日から30日まで、一般のお客さんに公開する。
お客はリアリティーに溢れた環境の中で商品を手に取ってみたり、イメージしたりできる。この場では商品は見るだけで、買うことはできない。買う場合は、ウエストエルムの店またはウエブサイトで購入する。
公開中は料理やフラワーアレンジメントのクラス、カクテルのテースティング、インテリアデザインのコンサルティングなど、いろいろなイベントが予定されている。
ウエストエルムは、ウイリアムズソノマ傘下のブランドの1つで、比較的手ごろな価格帯のチェーン店だ。この試みは、ニューヨークの住宅検索サイト「ストリートイージー」と組んで実現させた。
物件を見に来た人の中で買い手が見つかれば、ストリートイージーにとっても好都合だ。壁の色は、塗料メーカーのシャーウィン・ウィリアムズが担当した。いろいろな異業種が組み、それぞれにメリットのある新しいタイプの試みといえるだろう。
89年秋以来、繊研新聞ニューヨーク通信員としてファッション、ファッションビジネス、小売ビジネスについて執筆してきました。2013 年春に始めたダイエットで20代の頃の体重に落とし、美容食の研究も開始。でも知的好奇心が邪魔をして(!?)つい夜更かししてしまい、美肌効果のほどはビミョウ。そんな私の食指が動いたネタを、ランダムに紹介していきます。また、美容食の研究も始めました(ブログはこちらからどうぞ)