繊維専門商社のヤギは環境配慮型素材ブランドをリブランディングし、「ユナ・イト」(UNITO)ブランドに統一する。環境素材ブランドの商標を統一し、海外を含めた販売拡大につなげる。
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リブランディングを機にユナ・イトプロジェクトを始めた。第1弾として11月20日、公式サイトを開設し発信を強める。来年3月にはユナ・イトに絞った展示会を東京で開く。
これまでもオーガニックコットンブランド「ユナ・イトオーガニック」や、再生ポリエステルと他素材との混紡糸ブランド「ユナ・イトプラス」などを出していた。
一方でペットボトル再生ポリエステルや再生ナイロンのブランド「ナチュリール」など、環境配慮型素材でありながらユナ・イトが付かないブランドもあり、ブランドイメージの統一が課題だった。
同社の強みの一つであるオーガニックコットンをさらに生かす。「年間約1000トン以上と日本最大級の扱い規模」を誇り、独自のオーガニックコットンのトレーサビリティー(履歴管理)システム「コットンアイディー」と連動して、農場から糸が完成するまで一貫した管理を実現している。
新たなユナ・イトシリーズは、「ユナ・イトオーガニック」「ユナ・イトプラス」「ユナ・イトナイロン」「ユナ・イトポリエステル」「ユナ・イトリサイクル100」で構成する。