米富繊維 スパイバーの素材を使いニットウェア開発 来秋冬から卸販売本格化

2023/12/15 10:59 更新


クルーネックとタートルネックのセーター

 米富繊維(山形県山辺町)は、スパイバー(山形県鶴岡市)が開発した人工タンパク質素材「ブリュード・プロテイン」(BP)を使用したニットウェア「ヨネトミ×スパイバーニューベーシックニット」を、12月16日から同社工場内のヨネトミストアで先行販売する。今秋冬は数量限定販売し、24年秋冬から国内外での卸売りを本格化する。

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 両社は19年から共同製品開発パートナーシップを結び、BPを使った製品開発に挑戦してきた。今回開発した製品は、糸に15.5ミクロンの極細ウール70%、BP30%を混紡した紡績糸を使用。ミドルゲージ(12G)の横編み機を使い、BPの特徴を計算しながら、軽く、柔らかな風合いに編み上げた。染色は糸へのダメージが少ない製品染めを採用。色による風合い、染色浸透度、縮率の差を計算し、品質を一定に保つ調整をした。

 また、特殊な風合い出しで、カシミヤのような肌触りを実現した。

 アイテムはクルーネックとタートルネックの2型(各6色)で、ジャケットなどのインナーにも合わせられるすっきりとしたシルエットが特徴。ユニセックス対応で4サイズを揃える。

 クルーネックが税込み4万1800円、タートルネックが4万2900円。ヨネトミストアのほか、12月22~24日まで東京・代々木上原での期間限定店でも販売する。



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