ダウンウェアブランド「ヨソオウ」 オリジナル生地でデザインと機能性にこだわる

2023/11/17 06:25 更新


独自の色柄も魅力の一つ

 ダウンウェアブランド「YOSOOU」(ヨソオウ)が、百貨店などでの期間限定店を中心に支持を広げている。ここ数年は秋冬で年間40件ほどを開催し、今後は更に件数を増やしていく方針。今年からはアパレルパーツ主力のモリトアパレルが運営しており、来年にはリブランディングに取り組むほか、25年からは新ラインを立ち上げる予定だ。

 ヨソオウは、11年に立ち上げた。オリジナルのストレッチ生地「デュアルフレックス」を使用し、プリントなどの色鮮やかな生地に加え、着用快適性やシルエットにこだわったダウンウェアが特徴だ。デュアルフレックスは、ポリウレタンラミネート加工したニット生地で、高い伸縮性とウォッシャブル性を兼ね備えた。製品には撥水(はっすい)加工や静電気防止加工も施し、機能を充実している。

 10月17~23日にはジェイアール京都伊勢丹に出店。今シーズンは、関西では京都のみということもあり、多くの来場があった。シーズンテーマである「ジャパンスタンダード」をイメージした新柄アイテムや、ニットなど異素材との組み合わせ、雑貨が好調。ダウンのセットアップ提案も強化している。

 来シーズンからのリブランディングを控え、今秋冬は、期間限定店とオフィシャルオンラインショップのみの販売となっており、期間限定店は件数を抑え、関東中心に絞っている。セレクトショップなどへの卸も来シーズンから強化する。

 今後は、モリトアパレルが主軸とするハトメやホックなど多彩なパーツを使用し、シナジーを出していく。また、デュアルフレックス以外の新たな素材や中材の開発にも注力し、メンズアイテムなど商品の幅を広げていく。



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