初のデジタルプラットフォームのパリ・メンズが終わった。ロックダウン(都市封鎖)直後で最新コレクションがあまりなかったロンドンから1カ月、パリには21年春夏が揃った。映像も、イメージ先行型と、きちんと服を見せるランウェー方式の2種類に分かれた。その中から若手デザイナーに絞って紹介したい。
(ライター・益井祐)
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オンラインらしくゲーム風のデジタルルックブックを作ったのは、前クリエイティブディレクター、ルカ・オッセンドライバーのもと「ランバン」のメンズで手腕を振るった「ボラミー・ヴィギエ」だ。自然崇拝が重要なインスピレーション源のようで、フローラルプリントがコレクションを覆い、アウトドアの要素がパワードレッシングのようなテーラード素材とミックスされた。司祭のローブ風のコートや袈裟(けさ)のようなボディーバッグと宗教的なモチーフも見てとれた。
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