伊ミラノに工房を持つニットウェア「ユリ・パーク」は22年春夏、シエロ(空色)をシーズンカラーに、素肌に心地よく、大人の女性らしさを感じさせるワードローブを揃えた。
今シーズンは無縫製横編機「ホールガーメント」を使うカポコンプレートにクロップトのワイドパンツが加わり、上下のスタイリングが可能になった。滑らかな風合いのエジプト綿の15ゲージ (本体4万4000円)、清涼感のあるラミー・コットンの15 ゲージ (4万9000円)の2シリーズで企画した。ともにGOTS認証の有機栽培綿を使っている。
上質で柔らかな糸の特性と縫い目のない作りを生かし、量感をたっぷりとって、ふんわりしたシルエットを表現した。ドローストリング仕様のウエスト部分にはエラスティックヤーンも入り、偏りのないドレープラインを作る。ラミー・コットンは、シエロ、エクリュ、グレーの3色。エジプト綿はネイビーやベージュ、杢グレーなど6色があり、クリーンでアクティブなムードを感じさせる。
手横編機を使うアルティジャーノには、ふっくらとしたフォルムのコットンセーターやカーディガンが揃う。カポコンプレートの軽やかに揺れるワイドパンツを合わせると、しとやかさとともにさっそうとした魅力が映える。