被災地の工場が作る「キラ・ウエア」 サイトで販売開始

2013/09/04 18:15 更新


 一般社団法人東北マハロファクトリー(郡山市、坂井弘美代表)は、東日本大震災の被災地にある縫製工場や工房がつくる服飾ブランド「キラ・ウエア」を発売した。フラダンスの衣装やハワイをテーマにした手作り雑貨などを主力商品とし、3日にサイトで発売した。11日からは、ヤフー・ジャパン「復興デパートメント」でも販売する。

 第1弾はハワイアンファブリックを使ったフラダンスの練習用スカートのパウ=写真=と、ハワイの花をモチーフにしたデコペンなど。デコペンは陸前高田の仮設住宅で制作した。またブランドの趣旨に賛同した国内外のアーティストが参加したチャリティーTシャツも企画した。

 今後はフライベントや競技会に出演する団体などからイージーオーダーの衣装も受注する予定。初年度は1000万円の売り上げと3~5人の雇用創出を目指す。また3年後には20人以上の雇用を生み出したい考えだ。

 東北マハロファクトリーは、今年3月に日本興亜・東北『社会起業家』応援ファンドの支援を受けて設立。被災地の雇用促進を主目的に活動している。

(2013年09月04日付け本紙)

マハロファクトリー



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