冬も70年代!他にない素材で差別化

2015/08/27 07:15 更新


 20~30代向けのレディスブランドは冬物で、引き続き70年代やボヘミアンのムードの漂うスタイルを提案している。同質化し価格競争が極まる市場とは線を引くように、他には無い素材やデザインで差別化しようという傾向が目立っている。

 「アウラアイラ」はより質を高め、20代だけでなく30~40代の大人の女性の取り込みをめざす。上質素材の使用などにより、冬物はアウター類を中心に従来よりも1万円前後価格を上げた。

 イチ押しは、スーパー140のウールを使ったメルトンのテーラードコート。肩の落ちたボリュームフォルムで、オリジナルでキャメルなどの色を付けた。ロング(6万9000円)とショート(5万9000円)の2型がある。秋物展で好評だったロングジレは、冬物でも充実した。フリンジ状に糸が飛び出たカットジャカードや、ストライプのウール地などで作っている。カットジャカードは毛足の長さに変化を付けるため、手作業でカットしているという。

 「ナイン」(ディータイムスシー東京)は、ロマンティックなボヘミアンスタイル。総レースの薄手のガウン(3万8000円)は、シンプルのデニムパンツと合わせるほか、前後逆にした上でニットのプルオーバーなどの下に着るのもおすすめ。ワンピースのように使えるので着回しがきく。ボウタイブラウス(1万9000円)は、細いタイを結ばずに垂らして着るのも今年らしい。

 ベロア素材にレトロな花柄をプリントしたコンビネゾン、ポリエステルでぬめりのあるレザーの風合いを出したプリーツスカートなど、面白みのある素材も使った。

aula
アウラアイア
ナイン 15年冬
ナイン


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