アダストリアは「インスタグラム」を運営するメタが文化服装学院で開いた特別講座に、社内インフルエンサーを講師として派遣した。インスタグラムでの発信の仕方などを指導した。学生に就職先としてのアダストリアの魅力を伝える狙いもある。
【関連記事】「ニコアンド」原宿旗艦店10周年 新規客獲得へイベント
講座は全6回で約20人が参加する。「インスタグラムの主力コンテンツはファッション。講座を通して若手クリエイターを育成する狙い」(メタ)。
アダストリアは3月に、SNSでの発信にたけた販売員を全国から選抜した部署「ドットエスティメディア部」を立ち上げた。社内向けに動画の作り方を指導し、販売員の発信力を底上げし、自社ブランドやECの新規客を増やそうとしている。
これに注目したメタが、インスタグラムのショート動画投稿機能「リール」の活用法をテーマに講座を企画し、講師を依頼した。
登壇した2人は注目されやすい動画の作り方などを指導した。学生の動画にアドバイスをするワークショップも行った。
アダストリアは「販売員から新部署に抜擢(ばってき)された社員に学生が直接触れることで、頑張りがいがある企業だと感じてもらいたい」としている。