アダストリアの「ニコアンド」は24年12月、フィリピン1号店をオープンした。場所は首都マニラの大型商業施設、SMモール・オブ・アジア。物販だけでなくカフェも併設した大型店で、現地客から注目されている。
SMモール・オブ・アジアは展示場や遊園地、ホテルなどが隣接しており、幅広い世代が行き来する好立地にある。ニコアンドはメインモールの3階に出店した。
売り場面積は約600平方メートルで、日本の店舗と同じようにアパレルから雑貨まで幅広い商品を販売している。フェミニンテイストの雑貨ブランド「ティニーティニー」も海外店舗で初めて導入した。カフェ業態「ニコアンドコーヒー」では、フィリピンならではの食材であるウベ芋を使ったモンブランを限定メニューで提供している。
オープン初日のセレモニーには、200人以上のゲストや一般客が集まった。フィリピン限定のグッズやカフェが好評で、行列もできたという。
ニコアンドではアジアへの出店を強化している。グレーターチャイナと東南アジアを中心に、24年12月末時点でウェブストアを含めて39店を構えている。