AIQ(アイキュー、東京)はインスタグラムのアカウント属性を可視化し、インフルエンサーを分析・選定する「マッチエンサ―」の提供を開始した。集客や販促、エンゲージメント向上へのインスタグラム活用の広がりに対応し、独自のプロファイリングAI(人工知能)ツールでインフルエンサーのマッチングから運用まで行え、マーケティング効果を高める。
アイキューは17年に創業し、19年に独自開発のプロファイリングAIで特許を取得した。マッチエンサーは投稿画像とテキストをプロファイリングAIで分析し、性別、年代、居住地など基本情報を推測、ファッション、旅行、メイク、グルメといった興味関心をグラフや、単語出現頻度を示すワードクラウドで可視化する。フォロワーの属性も年齢・性別比、興味関心、アクティブ比率などを分析する。これによりインフルエンサー4万人超のデータベースからキーワード検索、カテゴリーソート、フォロワー数、エンゲージメント率などで絞り込み、マッチするインフルエンサーを探し出す。候補者への依頼状況や投稿案件ごとの効果は自動でレポーティングし、インフルエンサ―マーケティングを最適化できる。初期・月額費用だけで基本情報を閲覧・検索でき、案件管理や投稿管理などサービス内容によってプランがある。
マッチエンサーの導入で、インフルエンサーマーケティングの内製化も可能になる。キャスティングが容易になり、キャンペーンやライブ配信の施策を増やせる。
インスタグラムはプロフィルの情報が少なくアルゴリズムも非公開で、条件にマッチするインフルエンサーを探すのに困難さがある。