青山商事、当期赤字203億円に拡大 新型コロナが影響

2020/03/12 13:35 更新


 青山商事は、20年3月期の業績予想を下方修正した。主力のビジネスウェア事業で新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴い、モチベーション需要のある3月の販売が落ち込むことを見込み、19年11月に発表した業績予想より、純損失の幅が拡大するとしている。また、靴修理の「ミスターミニット」を運営する子会社でも減損損失を計上する。これらの要因により、連結売上高は前回予想より165億円減の2190億円、純損益は前回予想の20億円の赤字から203億円の赤字に拡大する見込みだ。

 スーツ需要の落ち込みから、ビジネスウェア事業の既存店売上高が下期(10~3月)は前年同期比8%減となると予想していた。これに加えて新型コロナウイルスの影響が広がり、繁忙期の3月売り上げが大きく減少する見込みとなり、下期の既存店売上高が前年同期比25%減になると予想している。

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