セルビアで生産されている〝ジャーマンアーミートレーナーオリジナル〟
靴卸のアップル（東京）はドイツ連邦軍に官給品として現在も正式支給されているシューズ〝ジャーマンアーミートレーナーオリジナル〟の輸入販売を24年秋冬から開始する。卸先はファッション主力のセレクトショップのほか、靴専門店や百貨店など。
同シューズは1980年代から旧ドイツ軍の屋内トレーニング用スポーツシューズとして納入されていた通称「ジャーマントレーナー」。94年にいったんプロジェクトは終了したが、99年にドイツ軍主導のもと、新たにプロジェクトが始動し、今もミリタリーオフィシャルシューズとして正式支給されている。復刻品やレプリカ品ではない。
セルビアで生産されているシューズは、アッパーにナチュラルカウハイドレザー、足先にスプリットベロアを使用する。履き込むほどに味わいが出てくる。
シュータンパーツには製造年月や、製造メーカー認定番号が軍公認の証しとして刻印されている。クッション性と耐久性、グリップ力に優れたラバーソールは、当時の人体工学や構造力学などを網羅した緻密（ちみつ）なモールド設計によるもので、40年以上製造されている。税抜き2万6000円。
同社ではほかに、ミリタリー背景のビンテージモデルを現代的にしたシューズ「オルタム」を23年秋冬からスタート。第1弾は〝ジャーマンアーミートレーナー〟に日本製で変更を加えたモデル（2万3000円から）を出し、メンズだけでなくレディスへ広がっている。
