栃木県宇都宮市のセレクトショップ「アークネッツ」(運営リストリクト)は、デザイン提供した「いちご一会とちぎ国体」オリジナルの宮染め手ぬぐいの一般販売を7月中旬から県内8店で始めた。「この宮染め手ぬぐいを身に着けて、国体を一緒に盛り上げたい。もちろん栃木のお土産品としてもお薦め」と地域貢献の取り組みに力を入れる。
全国から国体で宇都宮市を訪れる選手や監督への参加記念品として、伝統工芸品である宮染め手ぬぐいを贈呈する。昨年4月から参加記念品プロジェクトがスタートし、アークネッツともんみやの協賛による企画、デザイン制作、市民が参加したデザイン投票などを実施した。
中川染工場での手ぬぐい製造、市内中学生によるメッセージの記入、市内障害者支援施設による梱包(こんぽう)作業など、多くの人たちが関わり、市民協働で約1万3000枚を制作した。その過程で市民から100件以上の販売化の要望が寄せられ、7月16日から10月末まで販売することが決まった。販売は、アークネッツの「ミュージアムアーク」「ピアラウンジバイアーク」(ベルモール店)など県内8店。
手ぬぐいは、バンダナに多く用いられるペーズリー柄をデザインベースに、宇都宮の代表的な観光資源をデザインに盛り込んだ。色はネイビー、レッド、グリーン。税込み880円。