ナノファイバーのナフィアス 高機能ウェアブランド「クルリファブリック」立ち上げ

2026/02/13 11:00 更新NEW!


機能とともに外観、着心地も重視し、日常になじむウェアのバランスを見極めて作った Ⓒ2026 NafiaS Ins.

 ナノファイバー技術に特化したナフィアス(長野県上田市、信州大学繊維学部内)は2月6日、高機能ウェアブランド「クルリファブリック」を立ち上げ、自社サイトで販売を始めた。

 第1弾の商品は「ナノファイバーマウンテンジャケット」(税込み11万円)。素材はポリウレタン系ナノファイバーを用いた透湿防水膜を用いた3層織物で、透湿防水膜は同社がマスク用途を中心に培ってきた高度なナノファイバー設計・製膜技術を応用した。表地は20デニールのナイロン織物、裏地はポリエステルの丸編みで構成。

 「雨の日も含め、できるだけ自然な状態で身にまとうにはどんな素材がふわさしいのか」という問いから商品設計に着手した。透湿、防水、耐久性といった性能を備えることは前提だが、ウェアの外観と着心地を左右する生地の風合い、ドレープといった要素を重視した。体の動きに突っ張らず、柔らかく追従するようにしなやかで軽く仕上げた。今後は同じ素材を用いたコート、プルオーバー、パンツの発売を予定している。

 ブランド名にある〝クルリ〟には「素材を通じて、ものの見方や感じ方がくるりと変わる体験をつくる」という同社の狙いがあり、「素材からはじめる製作所がクルリファブリック」とコメントした。

 同社は信州大学発のベンチャーで、15年に設立。ナノファイバー技術をベースにしたフィルターなどの研究開発や、マスクをはじめとする製品の製造販売をしてきた。25年5月には東京大学、青山学院大学と共同で、ウイルスと同程度の微粒子(約100ナノメートル)を捕捉でき、呼吸もしやすいという新型フィルターの開発に成功。「マスクや空気清浄機、医療用フィルターの高性能化に資する新技術」(三者)を発表した。

マスク用途を中心に培ってきた高度なナノファイバー設計・製膜技術を応用した素材を使用 Ⓒ2026 NafiaS Ins.


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