旭化成 ナフサ調達にめど、6月までは稼働 販売量の確保が焦点

2026/04/15 17:30 更新


 旭化成の工藤幸四郎社長は4月15日に開いた経営説明会で中東情勢の影響について触れ、「官民挙げたナフサ調達で、当社エチレンプラントは6月中旬まで稼働にめどがついた」とする一方、中小の川中サプライヤーの価格転嫁難や期ずれで「販売量が確保していけるかがポイント」との見方を示した。

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 同社はナフサを原料に基礎化学品のエチレンを製造するほか、モノマー、樹脂など幅広い誘導品を扱っている。岡山のエチレン設備については6月中旬までの原料確保にめどがつき、「日本全体でも6月中旬から下旬までナフサのめどがついたと考えている」。またナフサ価格が倍近くまで高騰し、「稼働を維持し、価格アップについても客先に飲んでもらっている状況」という。

 サプライチェーンの川中・川下で発生していると見られる製品供給の「目詰まり」については、原料調達不安による販売抑制が一因との見方を示し、「現在の状況を客先に丁寧に説明していくことが重要」と話した。5月以降のナフサ調達については、「相当苦労はしているが(調達先の)多角化で、調達自体は何とかなると見ている」としつつ、「価格転嫁が消費者に受け入れられ、想定した販売量を確保できるかが一番のポイント」と指摘した。



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