アシックスは21日、東京五輪・パラリンピックの日本代表選手団が表彰式や選手村、移動時などに着用する公式スポーツウェアやシューズなどを発表した。鮮やかな「サンライズレッド」をメインカラーに設定。グラフィックは、日本の伝統文化である「折形」や「かさねの色目」などから着想を得て、大小の点や線、5種類の赤を組み合わせて一つの柄を作った。
通気性や可動性などに配慮した。ジャケットは、衣服内温度が高くなり、汗の量が多くなりがちな場所に、粗いメッシュ地を配置し通気を促すようにした。ダイバーシティ（多様性）も開発テーマとした。ファスナーはボタンのように重ね合わせて押すだけで閉じられるものを採用。シューズの履き口も広くし、脱ぎ履きしやすくした。
環境面にも配慮した。19年に約4カ月、250カ所で回収した約4トンのウェアから抽出した再生ポリエステル糸を、ジャケットやパンツ、シューズのアッパーの一部に使用した。
公式ウェアのレプリカモデル29品番や公式応援グッズ、公式ライセンス商品などは21日から、アシックス直営店各店、アシックスオンラインストアなどで順次販売する。
