【パーソン】ベイクルーズ代表取締役CEO 杉村茂さん 好きなことで頑張れる会社に
創業から40年を迎えた前期(19年8月期)が増収増益の見通し。14年のトップ就任以来「地道な努力の積み重ね」で収益体質を強化してきた。前期はテレビCMなどのブランド認知を広げる取り組みに加え、初の野外フェスティバル開催や、社内ロープレ大会など、インナーブランディングとしてのイベントも相次ぎ実施した。
今後は「物販以外でも影響力を持つ企業を目指し、社員がやりがいを感じ、誇りを持てる会社になりたい」という。
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◆高い目標でも今なら狙える
――19年8月期業績の見通しは。
売上高は前期比10.5%増、営業利益段階でも大幅な増益となる見込みです。ウィメンズで「ドゥーズィエムクラス」「イエナ」「スピック&スパン」など主力業態に加え、「プラージュ」「アパルトモン」「ノーブル」など中堅規模まで増収増益。総じて顧客のブランドロイヤルティーが高い業態が好調でした。
収益性の改善は主力のウィメンズの売り上げが伸びたことに加え、プロパー消化率の向上に取り組んできた成果も大きい。毎週、役員会で店頭の状況を見て、期中の追加の判断を行い、在庫が過多なときは早急に手を打つなど、きめ細かく対応した結果、期末在庫も前期より13、14%減る見通しです。
――市場の変化をどう見る。
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