ビームスが欧米向け卸売り拡大 「ビームスボーイ」はパリで卸先が倍増

2024/02/15 12:00 更新


 ビームスは海外の卸売りを強化している。1月17~21日にパリで行った24年秋冬物の展示会で4レーベルを出展し、113社への卸売りが決まった。メンズの「ビームスプラス」は83社から発注があり、紹介する商品を増やしたレディスカジュアルの「ビームスボーイ」もこれまでの11社から24社に卸売先が拡大した。

 2009年から欧米市場への卸売りを販売した。特に40~60年代半ばの米国の「トラッド」「ワーク」「スポーツ」「ミリタリー」のテイストを軸にしたプラスの人気が高い。1月のパリ展ではプラスが単独会場で、ボーイ、「ビームスジャパン」「インターナショナルギャラリービームス」が合同で展示会を行った。

 ボーイは22年から定番商品を中心に卸売りを行っていた。今回の展示会では定番のほか24年秋冬のシーズン商品も見せたところ、メンズライクなレディスウェアというコンセプトが評価され、卸売先が広がった。

 ビームスはアジアでは現在8店がある台湾など、実店舗を軸にした販売に力を入れている。欧米市場では今後も卸売りを中心に、独自性のある自社レーベルの販路を拡大する考えだ。

ビームスボーイは「トラッド」「ワーク」「ミリタリー」「スポーツ」などをテーマにしたメンズっぽいレディスウェアが評価され、卸売先が増えた

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