女性潮流研究所から26年上半期の女性の見逃せないインサイトのポイントをお届けします。物価高で生活者は完全に〝冷静タイム〟に突入、そんな中、外せないキーワードは「インベストメントクローズ」です。投資として選ぶ服・バッグ・コスメの意識が高まり、〝高価さの物語〟から〝納得の物語〟へ変化しています。
(ブランド戦略コンサルタント・女性潮流研究所代表 廣瀬知砂子)
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〝冷静タイム〟に
物価高と円安が続き、生活者は完全に〝冷静タイム〟に入りました。インスタグラムでキラキラと見せびらかされていたハイブランドも、アスピレーション層(憧れ層)が推定で世界で約5000万人が離脱したとの試算も報道されています。「ヴァンクリーフ&アーペル」や「ディオール」など若い層の憧れの象徴だったブランドも「別次元」の価格帯になってしまいました。そんな時代、働く女性メディアである『ヴェリィ』や『バイラ』が提案するブランドバッグの価格も、30万~50万円台が主流だったのに、10万円台という価格も多くなっていることに驚きました。
確かにもう30万~50万円台に〝ちょうどいい〟バッグは存在しない、かといって100万円では買えない、ならば10万円台で良いものを見つけたい。筋は通っていますよね。そんな時代に必要とされるのは、その選択が妥協ではなく「あえておしゃれ」と思うような「納得理由」です。メディアやSNSでは続々と新しい概念が出てきました。「通勤服の制服化」「カオナシバッグ」「ミュートジュエリー」「ミドコス」「インベストメントクローズ」などなど。今回はそんなお話をしていこうと思います。
制服化する通勤服
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