25年秋冬にデビューした「べメルクング」(池田友彦)は1月9日、26年秋冬コレクションを揃え、初めてのショーを東京都内で行った。
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テーマは「ビヨンドリフレイミング」。視点の転換に着目し、普遍的なフォーマルウェアをユニークな構造やレイヤードスタイルで見せた。リジットデニムの袖が付いたスウェットの下には、鮮やかなブルーのシャツ。フーディーにはテーラードジャケットの身頃をインサイドアウトしたパッデッドのベストを重ねる。ストリートとワークのベーシックアイテムの一部を交じえ、違和感のない形へと変容させていく。艶のあるフォーマルの質感、構築的なディテールがアクセント。

パタンナーとしてコレクションブランドで経験を積んだ池田らしく、パターンの転換による視覚的な遊び心をのぞかせる。トラウザーを横使いにしたアシンメトリーなパンツ、Tシャツにテーラードジャケットの片方の身頃が付いたジャケット。ロング丈のジャケットは、背中心の上部をカットする。そこに頭を通し、マント風に羽織ったり、前後を逆にしてカフタンのように着用したりと、異なるフォーマルアイテムへと発展させた。

(須田渉美)
