ビームスSC向け業態日本製新ライン

2015/06/04 06:36 更新


 ビームスはSC向け業態の「ビーミング・ライフストア」で、秋からメード・イン・ジャパンの新ライン「ビーミング・ベスト・ベーシック」を発売する。カットソー、シャツ、ボトム、デニムジャケットなどウエアからベルト、バッグ、靴など全て日本製の定番で構成する。

 ビーミング・ライフストアは、12年に始めた。仕入れブランドも置くが、SCの利用客向けに男女のカジュアルウエアやスーツのほか、子供服も置く。現在21店があるが、30代の家族を主力ターゲットにした同じSC内の他業態と差別化するため、定番のウエアや雑貨でメード・イン・ジャパンの新ラインを投入することにした。

 カットソー(6900円)は大阪のメーカーで作り、スエット(1万1000~1万3000円)は和歌山のつり編み機で生産、ボタンダウンなどのシャツ(9500円)は千葉、デニムアイテム(ジャケットで1万3500~1万5000円)とチノパン(1万1000円)は岡山、ニット(9000~1万1000円)は群馬のニッターが「ホールガーメント」機で生産した。

 ウエアのほか、ベルトやバッグ、バルカナイズ製法のスニーカーもある。価格帯は海外生産を活用したオリジナルより1~2割上に設定する。買い替え需要のある定番商品を日本製で提供することで、リピート客を増やす狙いがあるほか、インバウンド(訪日外国人)需要にも期待する。店頭での売れ行きを見ながら、アウターなど商品バリエーションを増やす考えだ。



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