韓国発の「ボンボム」「インク」が24年春夏物の合同展示会を開いた。ボンボムは日本で初めて、インクは2度目の開催となる。日本から韓国ブランドの引き合いが増えており、専門店やメディアに向けてそれぞれの魅力をアピールした。
(松本寧音)
ボンボムは20年にデビュー、21年秋に日本での販売をスタートした。「Yプロジェクト」などで修行を積んだ29歳のボンボム・ジョーがデザイナー。デビュー前から韓国のガールズグループ、BLACKPINKに衣装を提供したことでも話題を呼んだ。日本では現在、リステアで扱う。中心価格はジャケット13万~14万円、アイコンのデニムのカーゴパンツが15万円。手頃なTシャツやキャップもある。
テーラーリングやクチュールの要素を取り入れたコレクションで、大胆なプリーツ使いが特徴。今回は、ヘムからプリーツ加工した生地を垂らしたブルゾンやテーラードジャケット、ビュスティエ、ミニスカートなどを企画した。ベースは定番アイテムだが、ヘムを変化させたり、複雑なパターンだったりと普遍的でないアイテムが揃う。日常で着飾る喜びを感じられそうなカジュアルウェアの提案が目を引く。