C.ルメール騎手によるストリートウェア 国産で「日本に恩返しを」

2022/03/31 06:26 更新


競馬のモチーフを取り入れたデザイン

 JRA日本中央競馬会で5度、リーディングジョッキーを獲得したクリストフ・ルメール騎手のストリートウェアブランド「CL by C.ルメール」が今春スタートする。競馬をモチーフとするデザインや色使いだけでなく、若いアーティストとの協業、サステイナビリティー(持続可能性)を意識したブランドとする。

 企画販売するのはブランド名と同じCL by C.ルメール(京都市)。ルメール騎手は「日本と日本のファンから多くの恩恵を受けた。自分のキャリアに新たな目標を加えてみたい。ファッションが大好きなので、このブランドを発信することで地元の産業をサポートし、競馬の持つ独特な色彩やデザインを競馬場の外でも分かち合い、日本に恩返しができればうれしい」とコメントしている。

 ブランドの特徴は①ユニセックスなデザイン②騎手の服のようなカラフルな色柄③騎手の帽子とブーツをかたどったボタンとファスナーなどディテールにもこだわること。若い才能を伸ばすこともコンセプトにあり、毎年意欲のあるアーティストと協業する。22年春夏は京都在住のアーティストMOYAさん、京都の漆メーカー、佐藤喜代松商店と組む。すべて国内生産とし、少量生産により服の廃棄はしない。各コレクションはJRA年間重賞レース数または、G1レース数に合わせ、各128着または24着限定とする。

 22年春夏アイテムは、騎手の勝負服の色柄から発想した半袖ポロシャツ(本体1万8000円)、ジョッキーパンツから着想したパンツ(2万4000円)、MOYAさんが競馬の世界を描いたグラフィックのTシャツ(9000円)、姫路産の革に佐藤喜代松商店が漆でブランドロゴを仕上げたハイエンドキャップ(1万3500円)など。

MOYAさんと協業したTシャツ

 4月13~24日、高島屋京都店での期間限定店がデビューとなる。4月13日にはオンラインでの販売も始める。同27日~5月8日には東京・丸の内のイセタンサローネメンズでも販売する。

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