26年春夏、「爽やかさ」をテーマにクリーンなスタイルを提案しているロンハーマン。バッグのイチ押しの一つである「カロリーナ・サント・ドミンゴ」は、日本ではロンハーマンのみで販売し、手仕事の技を生かしたデザインで感度の高い女性から支持されている。初来日したデザイナーに、デザインのこだわりを聞いた。
(松本寧音)
異なる文化のはざまで育ったことで、構築性と柔らかさ、正確さと不完全さといった対比の良さを理解できるようになりました。出身地のコロンビアである種の温かみや開放感、その後育ったカリフォルニアで、よりリラックスした実用的な感性が育まれました。それらの要素が融合し、構築的なデザインでありながら堅苦しくないバランスのバッグを生み出しています。

ほぼ全てのバッグは技術的なデザインや生産について学んだイタリアで製造しています。レザーのほか、天然素材やオーガニック素材、そしてインドやコロンビアで受け継がれる伝統的な技法を取り入れています。
特に、コロンビアは手で物を作る文化が強く、スペシャライズされた技術があります。先住民が手で編み上げる「モチラバッグ」というものがあるのですが、どれだけ裕福であろうと、どんな社会階級であろうと、みんながそれを持っている。文化として守っています。そんなクラフトマンシップをブランドでも大切にしています。
シンプルなデザインにハンドノットを加えたり、ラフィアやストローで作るバスケットバッグをレザーで立体感のある編み方にしたり。現在はハンドバッグ「トラベルバッグ」に最も注目が集まっています。

ロンハーマンとはエクスクルーシブの商品開発や日本市場での存在感の強化を通じ、パートナーシップをさらに深めていきたいと考えています。そして最終的な目標は持続性にあります。時を超えて長く愛される製品、時間をかけて築かれる関係性を育んでいきたいです。
