【軌跡】《答えは顧客にあり チャネルコーポレーション㊤》対話機能の進化で急成長

2023/10/16 12:00 更新会員限定


新サービス「チャネルトーク」の開発を進めていた頃のチャネルコーポレーション(韓国)のオフィス

 チャネルコーポレーションが提供する、CRM(顧客管理)接客チャットツール「チャネルトーク」が、世界で急成長している。チャネルトークは、オンライン上で客とのリアルタイムでの対話を重視することで、高いCVR(購買転換率)につながるツールだ。韓国や日本、米国などで14万社以上が採用している。同社は「答えは顧客にある」を企業哲学に、対話を通して顧客に対する理解を向上し、事業成長につなげる〝顧客中心文化〟を醸成するシステムを提供する。

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50%増に満足せず

 同社は14年1月に韓国で法人化、同年10月にはジョイントベンチャーとして日本法人を設立した。チャネルコーポレーションの現日本法人CEO(最高経営責任者)の玉川葉は、韓国・高麗大学を卒業後、11年に韓国最大手ライフスタイル企業グループ「イーランド」に就職し、その後、日系総合商社の資源部門、米国有力ECサイト「イーベイ」を経て、15年2月にチャネルコーポレーションに入社した。同年9月には日本市場担当として来日し、活躍することとなる。

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