24年の春のコートで、ショートトレンチ企画が増えている。寒さの残る時期から、春の陽気の中でのちょっとした羽織り物としての使い勝手の良さや、汎用性の高さなどから目が向けられている。オンからオフまで品良くまとえるアウターの有力アイテムだ。
(武田学)
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ショートトレンチといってもかっちりしたものではなく、軽く柔らかな仕立てで、ラフに着こなせるのがポイントだ。
「イネド」(フランドル)は中空糸を使用したポリエステル100%の超軽量素材のコートを作った。大きめの襟が印象的なショートトレンチで、緩やかなAラインシルエットにヒップの隠れる着丈で新鮮なバランスを取った。さらりと羽織れる、こなれ感のあるスタイリングも狙った。ベージュ、グレージュの2色。税込み4万2900円。
「ニューヨーカー」(ダイドーフォワード)は、滑らかで落ち感のある柔らかい風合いのソフトツイルで、軽いショートトレンチコートを出す。多様なボトムに合わせやすいのもポイントだ。ベージュ、ネイビーの2色。5万600円。サックスブルーのストライププリントのスカートを合わせる、さわやかなスタイリングにも適している。