ダイドーリミテッドはストラテジックキャピタル(SC)から株主提案のあった取締役が加わり、新たな経営体制となった。会社提案の5人に対してSC側3人(その後1人辞任)の構成だが「知見を生かしたフラットな議論で中期経営計画を実行できる」(山田政弘会長)と強調する。一方、新体制のもとで新たな株主還元策として、中計期間中(25年3月期~27年3月期)の配当を大幅に引き上げ、自己株式の取得も決めた。原資は主に不動産売却益となるが、当初はM&A(企業の合併・買収)など成長投資に充てるとしていた。株主価値と企業の成長力の両立には、新たな経営陣の結束が欠かせない。
(特別編集委員・矢野剛)
【関連記事】ダイドーリミテッド社長に成瀬功一郎氏 会長は山田政弘氏
ダイナシティは必要
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!