アウトドア服OEMのダブル・アイ・インターナショナル 自社ブランド「ジュゲム」の卸開始

2023/09/20 12:30 更新会員限定


基本的には街着。透湿防水のアウターは少なく、撥水素材を使ったライトなアウターが主力

 アウトドアウェアのOEM(相手先ブランドによる生産)主力のダブル・アイ・インターナショナル(東京)は、自社ブランド「ジュゲム」の卸売りに乗り出した。23年秋冬物から全国各地の有力なセレクトショップを対象に販路を広げ始めている。

(小堀真嗣)

機能ウェアの知見活用

 同社は国内の有力アウトドアブランドのOEMを担ってきた。高機能ウェアを作るため、北陸の合繊生地など国内の素材調達背景、中国やベトナム、バングラデシュでの生産背景を持ち、生産管理にもたけている。コロナ下は市況が低迷し、顧客の業績が受注を左右した。「自力ではどうすることもできないもどかしさを感じていた」と玉木丈也社長。この経験をきっかけに約2年前、「自分たちがやれる範囲で、好きなことを無理しない程度にやってみよう」とジュゲムを立ち上げ、自社のECサイトだけで販売してきた。

この記事は無料会員限定記事です。

今すぐ無料で会員登録

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード会員限定



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事