東京・自由が丘にあるデニムセラーは、国産ジーンズ、インポートのカジュアルウェア、オーダースーツなどを軸としたメンズ主力のセレクトショップ。上質でクラシックな雰囲気のブランドアイテムを揃え、こだわりのある大人客を取り込んでいる。コロナ禍以降は、マネージャーの栗原健治さんがネット媒体で服飾知識の発信を強化。それに引かれた若い新規客も増え始めた。
(高塩夏彦)
SNSの発信も奏功
栗原さんは大手スーツ専門店出身。独立を考えていた時、自由が丘にあった好きなメンズセレクトショップが閉店することを知り、「この地にメンズ個店がなくなってしまう」と思い、17年に今の場所での開店を決めた。ジーンズが好きだったこともあり、当初はジーンズを主力に国産ブランドで固めたメンズ・レディスの複合店としてスタートした。
コロナ禍に入ると客数が低迷。「新しいことを始めなくては」という考えで、SNSを強化。20年頃から栗原さんの知識を生かし、ジーンズの歴史などを解説する文章をメディアプラットフォームの「ノート」で発信するなどの施策も始めた。
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