19年の春デビューで、コロナ下で急成長した「メゾンスペシャル」。初年度の6億円から3年で4倍、24年2月期は48億円を見込む。LINEを活用し、実店舗への来店促進やECへの送客につなげるなど、顧客とのコミュニケーションを密にしている。今最も熱いブランドのデジタル戦術とは。
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プロダクトがすべて
――急成長の背景は。
菅井 生産管理やOEM(相手先ブランドによる生産)、企画といった自分のキャリアから、プロダクトの良さありきの小売事業というのが特徴。価格でも機能でも、何でもいいからスペシャルな物を生み出そうとして試行錯誤し、1年ほど経って決まったのがニッチだがとがったデザイン。市場はさほど大きくないが細く深く掘ることで服好きの支持を集められている。
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