《好調企業のデジタル戦術・福田涼介スタックCEOが聞く④》「アークテリクス」 データを一元化し顧客満足度向上

2023/08/04 06:30 更新有料会員限定


林氏(左)と大村氏

 アメアスポーツジャパン(東京)がカナダのアウトドアブランド「アークテリクス」の小売り事業を強化している。現在、直営13店を構え、9月以降さらに3店出店、そのうち大阪・心斎橋は国内最大規模の旗艦店となる。一方、コロナ下でECも大きく伸ばし、店舗として数えると売り上げでは最大。人気ブランドでリセール目的のユーザーも目立ってきたため、本当の顧客が買いたい時に正価で購入できる環境を整え始めている。店舗とECにまたがる顧客データの一元化が鍵を握る。

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リセール目的目立つ

 ――16年秋に自社のECサイトを立ち上げた。

 大村 グローバルで導入しているECプラットフォーム「マジェント」を使うことになったがローカル対応が出来ないので当初は苦労した。例えば、季節に合わせた商品揃えや、代引きなど日本独自の仕組みも取り入れられなかったからだ。4年ちょっと経ったころに契約更新の時期があり、本国に訴え21年5月に「ショッピファイ」に切り替えた。店舗とECの顧客データも一元化できた。

 ――そのころからアークテリクスの名前をよく聞くようになった。

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