レディス「ディウカ」(田中崇順)は26~27年秋冬、得意の立体裁断による彫刻的なフォルムや3D効果のある素材でボリュームたっぷりの服を作った。オレンジやミントグリーン、ブルー、ゴールドなど様々な色も取り入れ、パワフルなコレクションになった。
【関連記事】「ディウカ」26年春夏 個性的な生地で表情豊かに
ゴールドやシルバーの輝きを放つ構築的なフレアドレス(税込み14万800円)にはインド製テキスタイルを採用した。細いペンで線を引いたような抽象的な柄が特徴的で、柄に重ねるように伝統的な金属糸のザリヤーンを刺繍した。

ウール糸を用いた二重織りジャカードをニードルパンチ加工した素材はトップ(6万8200円)やパンツ(9万4600円)に仕上げた。起毛感のある肉厚な素材で、表情に奥行きが出る。
色はアウターにも積極的に使った。6色の糸を使ったオリジナルのカットジャカードは、表面に糸を長く出し、ファーのような見た目だ。ノーカラージャケット(9万7900円)などを作った。生地は高度なジャカードに定評がある機屋、マルナカ(埼玉県飯能市)で製作した。グリーンが爽やかな印象のミニマルなコート(11万6600円)は、生地の経糸に用いたブライト糸で上品な光沢を持たせた。


見た目の重厚感に反して軽やかなアウターも目立つ。桐生の膨れ織りで作ったモッズコートは、空気を含んだように立体的なシルエットだが、羽織ると軽い。
ほかに、ジャージーのドレスやジレ、トップを充実。カシミヤ100%のトップとストールなど服飾雑貨、スーパー120ウールのメルトンのドレスなど上質な素材を生かしたシンプルなアイテムも揃えた。富裕層に引き合いがあるというイブニングドレスにも注目だ。
ブランドは今年で設立15周年で、今回が30回目のコレクション。売り上げは好調を維持し、パリやニューヨーク、上海でも展示会を開き、国内外で精力的に活動を続けている。
