シンセプション(東京)は、アパレルブランド「イーニー」を立ち上げた。鮮やかなカラーのレザーパンツや大胆なカッティングのニットなど、30代前後の女性に向けて遊び心のあるアイテムを提案する。公式オンラインストアで22~23年秋冬のプレオーダーを受け付けている。
ブランドネームはアメリカの言葉遊びの〝イーニーミーニーマイニーモー〟から取り、どれにしようかなと楽しんで毎日の洋服を選んで欲しいという思いが込められている。「30歳を過ぎてから周りの目が気になり、好きな服を着られなくなった」とデザイナーは語る。大人の女性に、もっと服選びを楽しんでもらいたい思いからブランドを立ち上げたという。
秋冬物は20型で、鮮やかなブルーがキーカラーだ。オーバーサイズで肩が落ちているシルエットのレザーベストも企画した。シアーのトップを中に重ねたり、ボリューム感と光沢のあるエナメル素材のハイウエストスカートと合わせるスタイリングを提案する。袖が長く、ひもで絞り上げて長さを調節するセーターもある。中心価格はアウター3万円、トップとボトム1万5000~2万円。ターゲットの30代女性が少し背伸びをして買える価格に設定した。
今後はコレクション撮影を海外で行うなど、オンラインのコンテンツ作りに力を入れる。ブランドの世界を確立し、アジア圏をはじめとする海外での販売やセレクトショップへの卸売りも狙う。