25年4月入学者向けのランドセル商戦が本格化してきた。色や機能が多様化する中、布製のランドセル形リュックサックを提案に組み込む動きが定着している。また、軽量化と並び、収納力アップがテーマとなっており、今期はマチ幅を調整できるタイプが目立つ。
(吉野光太朗)
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増える選択肢
2、3年ほど前から布製のランドセル形リュックの提案が見られ、ここにきて本格化している。革製に比べて買いやすい価格で軽く丈夫。選択肢の一つとして今後定着していきそうだ。
イオンは24年4月入学者向けから通学リュック「ラクルスタイル」を販売している。25年4月向けでは素材を再生ポリエステルにし、780グラムに軽量化した。税込み2万7500円。また、新たに開口部をファスナーにしたランドセル「ミライロ」を出す。ランドセルのフォルムは維持しながら、ステッチを極力減らし、ミニマルなデザインにした。6万500円。