19年度は卸、小売り、ECすべて伸長した「リプレイ」
伊ジーンズカジュアルブランド「リプレイ」を生産・販売する伊ファッションボックスの19年度業績は、売上高2億6230万 ユーロ （前年度比10.3％増）、EBITDA（金利・償却・税引前利益）2800万ユーロ （30％増）の増収増益となった。
同社は世界のほとんどの地域に店舗展開しており、売上高の89％を輸出が占める。すべての市場で成長したなか、平均を上回ったのは、伸び率順で中東、東欧、アジア、南欧だった。チャネル別では、卸売14.1％増、EC8％増、小売店（既存店ベース）6.4％増だった。
マテオ・シニガリアCEO（最高経営責任者）は「19年度は予想通りに推移し、すべての指標で前年を大幅に上回ることができた。新型コロナウイルスの世界的流行で20年度は厳しい年になると予想される。製品イノベーションを推進しつつ、十分な資源を投入してブランドの価値を顧客に伝えることに注力する。市場の回復に備え、事業を強化する」とコメントした。
