《FB用語解説》不織布 マスクで需要増え環境問題も

2020/09/11 06:22 更新


 繊維を織らずに絡み合わせたシート状のもの。繊維を接着樹脂で化学的に結合させたり、機械的に絡ませたり、水流で絡ませたり、熱融着繊維で結合させて作る。織・編物に比べて低コストで作れ、ろ過性、通気性、保温性などがある一方、耐久性が弱いため、使い捨てのおむつやマスク、手術着などに使われる。コロナ禍により、不織布製のマスクや防護着の需要が急増したが、不織布は合繊を原料とするものが多く自然に分解されないため、大量に廃棄されたマスクが海洋ゴミとなるなど新たな環境問題も指摘されている。



この記事に関連する記事