F・O・インターナショナル 一部店舗でバーチャル試着の実証実験

2021/09/30 06:27 更新


 F・O・インターナショナルはバーチャル試着サービスの実証実験を一部店舗で開始する。AI(人工知能)ベンチャーのデータグリッド(京都市)が開発するバーチャル試着「キテミル」を、「ブリーズ」の関西5店に導入する。期間は10月1日~11月14日。

 キテミルは、スマートフォンで撮影したユーザーの写真をアップロードすると、AIが瞬時に商品の試着イメージを生成し表示するサービス。気になっている商品が自分や家族、友人に似合うかどうかを試着することなく店舗でもECでも確認することができる。ブランド側は、EC用に撮影したモデル画像をサービスに登録するだけで試着ページを発行できる。

 今回の実証実験はOMO(オンラインとオフラインの融合)によるブランドエンゲージメント向上が目的。あべのキューズモール店など5店で、新シーズンのおすすめ商品が試着できる特設サイトの二次元バーコードを配布する。店でも自宅でもバーチャル試着写真を見ながら買い物が楽しめるため、子供がぐずったりなど、店でじっくり服選びが出来なかった客に幅広い選択肢を提供したり、プレゼント用の服選びでイメージが湧かず困っていた客により良い一着を見つける手助けとなるなど、新しい価値を提供する。

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