ギークプラス 物流ロボットサブスクサービスを提供

2022/05/23 06:26 更新


 物流ロボティクスのギークプラス(東京)は、ロボットのサブスクリプションサービスを始めた。1日から利用できる従量課金制の物流ロボットを用いた物流サービス「G-LOGI」(Gロジ)は、顧客企業の短期的な物量変化へのフレキシブルな対応に必要なハード・ソフト、スペースを提供するともに、その効果を体験してもらい、将来のネットワーク化につなげる。物流ロボット導入検討企業が要件確認できる「DOJO」(ドージョー)とともに新事業として提供を始めた。

 4月2日付で就任した加藤大和代表取締役は「今後は、マテハンも人材もクラウドサービス化する」とみて「そのためのシステムを今つくっている」という。物流の機能、施設・設備、作業者を必要に応じて利用するシェアリングに向けた準備だ。コロナ禍による購買行動の変化で先行きの不透明感は高まり、アパレル企業はフレキシビリティーを担保する投資、パートナー選択が必要ともみるからだ。

 Gロジはそのための新事業だ。企業に合わせて物流ロボットを利用した物流オペレーションを構築し短期間の従量課金制で提供する。オペレーションが安定すれば、その仕組み自体も提供し、他社の物流リソースを含めたネットワーク化を目指す。

 ドージョーは、物流ロボット導入による生産性向上を実際の物流現場で確認することができる。これらを手始めに、ギークプラスはソリューションプロバイダーへの転換を目指す。

 いずれもフレキシブルなロボット運用を、クルーズのECモール「ショップリスト」の物流センター(相模原市)の1フロアにクルーズECパートナーズと共同開設したEC物流センターで体験してもらう事業だ。既に、数社が同センターを利用しており、今後拡大する見込みだ。

関連キーワードデジタルニュース



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事