グローバル大手小売り3社の直近四半期決算 4~5割減収、赤字 店舗の役割見直す

2020/07/27 06:28 更新有料会員限定


 ウィズコロナ時代に対応したデジタルとリアルの買い物体験の融合が加速しそうだ。グローバル大手小売り3社の直近四半期決算は、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響で、大幅減収だった。ECは伸びたが、実店舗休業で減った売上高をカバーできず、営業損益は軒並み赤字。下期も経営環境の好転は望めず、通期業績の落ち込みは避けられそうにない。不発に終わった春夏商戦の在庫消化を進めつつ、実店舗の役割見直しとECの販売基盤の一層の強化を急ぐ。

(柏木均之)

【関連記事】ファストリ、良品計画3~5月決算 コロナ禍が直撃

欧米落ち込む

 H&Mは第2四半期(3~5月)が5割減収。2月に中国で518店中334店が休業し、19年12月~20年2月は中国が24%減収となった。3月には中国の店舗は営業を再開したが入れ替わりで欧州での休業が増え、北米も3~5月は7割減収となったことで減収幅が広がった。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約すると続きを読むことができます。

ランキング形式のデータブック
プレゼントキャンペーン実施中!

キャンペーン詳細はこちら購読案内はこちら

キャンペーン詳細はこちら購読案内はこちら

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定新型コロナウイルス情報



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事