GSIクレオスが実店舗、EC含めたアパレル小売りから撤退する。100%子会社でレディス向けセレクトショップを運営するクレオスアパレルと、同じく完全子会社でアパレルEC販売を手掛けるSHARE(シェア)のアパレル販売事業から撤退すると24日発表した。
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クレオスアパレルは11年の設立で「クロスサイト」などレディス店を全国で運営する。24年3月期の売上高は11億900万円で、営業損失は1億1200万円、純損失は9600万円。営業、経常、純利益ともに赤字が続いていた。事業撤退完了は25年6月末の予定。
アパレルEC販売のシェアは23年3月に設立したばかり。コードシェア社からEC事業を譲り受けた形でスタートした。24年3月期の売り上げは9億7100万円で3億3800万円の営業損失。純損失は7億4300万円だった。こちらは5月末に撤退する予定。
婦人服市場の変化や競合他社の競争激化で今後も目標とする収益が見込めず、グループの事業間連携による付加価値創出が困難と判断し2社の事業撤退を決めた。