阪急うめだ本店は7月29日から1階コンコース側のウィンドーディスプレーを再開した。この間、集客のための情報発信を控えるため休止していた。再開は、集客よりも「メッセージの発信」を目的としたもので、関西の5人のクリエイターによるアート表現を展開している。
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自然との共存と生命力の強さを生き物がいるジャングルで表現したというファッションデザイナーのロギーケイの「自然の中で」、前に進む気持ちを飛行船で表現したインテリアデザイナーの吉川誠司の「船出」などで5面のウィンドーを装飾した。「コロナが収束し、少しずつ日常の元気を取り戻してほしい」との店側の思いに賛同して製作したもので、服の端材や捨てられた小道具や家具を使用している、という。9月28日まで展開する。
従来はイベントや館内の打ち出しを表現する場として使用しているウィンドーだが、集客を避けるため5月5日からディスプレー演出を休止していた。